2006年 09月 14日
an old tale |
先日、ニュースで知ったのですが
11年ぶりに再放送が始まったばっかりの
「まんが日本昔ばなし」が
わずか1年で放送を終了しました・・・・・・
前作は1975年1月からスタートして
1994年9月の放送終了まで全39シリーズ
952回にわたって放送されたのに
今回はたったの1年・・・・・・・
親の心境から言えばずっとずっと続けてほしい番組です
昔ばなしは本当に良く出来ていると思います
子供に分かりやすく戒めや礼儀・常識・教育・宗教などなど
動植物を擬人法で上手く描いてあります・・・・・・・
昔ばなしの中には私の知っている落語も沢山含まれています
昔ばなしが落語になったのか
落語が昔ばなしになったのかは私には良く分かりませんが・・・・
人間国宝の桂米朝さんの落語に
桃太郎が出てくる噺があります
その中で寝床についた子供に
子守唄代わりに父親が昔話を話す場面で
あまりにもええかげんな昔ばなしをするので
子供がすっかり目を覚まし
子供が父親に桃太郎の話を細かく解説して行く
ところがあります
その内容はと言うと
「むかしむかしあるところに・・・」とはじまるのは
場所や日時を特定しないで何処にでもある話しにしてあるそうです
「おじいさんとおばあさんが・・・・」とあるのは
昔は何処の家にもお年寄りがいて
いろんな話を聞かすのが年寄りの仕事だったそうです
そこで子供に馴染みの深いお年寄りにしてあり
父・母は現実的になるので「にごり」をつけ「じじ・ばば」になったそうです
「おじいさんは山に芝刈りに・・・」
「おばあさんは川に洗濯に・・・・」とあるところは
山は山ですが海は無い所もあるので川になっているそうです
父の恩は山より高く 母の徳(愛)は海より深し
父と母による養育の恩徳がいかに大きいかと示してあるそうです
この事は『大乗本生心地観経』の中にも
「慈父の恩の高きことは山王の如く、慈母の恩の深きことは大海の如し」とあります
「大きな桃がどんぶらこどんぶらこ・・・・・」
こちらは桃から子供が生まれてきませんが
子供は神様からさずかった宝物その命を大切にし
神様に感謝しましょうということです
大きくなった桃太郎がおばあさんに
きび団子を作ってもらいます
皆さんもご存知だと思いますが
黍といえば五穀(米・麦・粟・豆・黍)の中でも
美味しい物ではありませんし一番粗末なものですから
日頃から贅沢はしてはいけませんという戒めだそうです
家来につれてゆく動物たちの
犬・雉・猿
犬は三日飼えば飼い主の恩を三年忘れないというぐらい
犬は恩にあふれた「仁義」のある動物です
雉は卵や雛を守るために自分より大きな敵に立ち向かうぐらい
「勇気」のある動物です
猿は人間を除けば動物で一番「知恵」をもっています
3つの文字の頭の字を続けますと「仁・智・勇」なり
これを並びかえますと・・・「智仁勇」
男の子は智仁勇を身につけなさいということです
鬼ヶ島の鬼は
世間でいうところの荒波や壁
それに正面から立ち向かい
いろんな困難を克服して自分を磨きなさい・・・・
山のような宝は世間の信用に繋がって行きます・・・・・
と子供が解説を終わると
父親は寝息をたてて寝ています・・・・・
そこで子供が「へぇ・・・今どきの大人は罪がないわ・・・」と落ちていきます
米朝さんの落語のように面白く書ければよいのですが
どう頑張っても無理なので内容だけ書きました
それでも昔ばなしはほんまによう出来てます・・・・・
なにわともあれ・・・・・・・・・・良い物はおしまれつつ
11年ぶりに再放送が始まったばっかりの
「まんが日本昔ばなし」が
わずか1年で放送を終了しました・・・・・・
前作は1975年1月からスタートして
1994年9月の放送終了まで全39シリーズ
952回にわたって放送されたのに
今回はたったの1年・・・・・・・
親の心境から言えばずっとずっと続けてほしい番組です
昔ばなしは本当に良く出来ていると思います
子供に分かりやすく戒めや礼儀・常識・教育・宗教などなど
動植物を擬人法で上手く描いてあります・・・・・・・
昔ばなしの中には私の知っている落語も沢山含まれています
昔ばなしが落語になったのか
落語が昔ばなしになったのかは私には良く分かりませんが・・・・
人間国宝の桂米朝さんの落語に
桃太郎が出てくる噺があります
その中で寝床についた子供に
子守唄代わりに父親が昔話を話す場面で
あまりにもええかげんな昔ばなしをするので
子供がすっかり目を覚まし
子供が父親に桃太郎の話を細かく解説して行く
ところがあります
その内容はと言うと
「むかしむかしあるところに・・・」とはじまるのは
場所や日時を特定しないで何処にでもある話しにしてあるそうです
「おじいさんとおばあさんが・・・・」とあるのは
昔は何処の家にもお年寄りがいて
いろんな話を聞かすのが年寄りの仕事だったそうです
そこで子供に馴染みの深いお年寄りにしてあり
父・母は現実的になるので「にごり」をつけ「じじ・ばば」になったそうです
「おじいさんは山に芝刈りに・・・」
「おばあさんは川に洗濯に・・・・」とあるところは
山は山ですが海は無い所もあるので川になっているそうです
父の恩は山より高く 母の徳(愛)は海より深し
父と母による養育の恩徳がいかに大きいかと示してあるそうです
この事は『大乗本生心地観経』の中にも
「慈父の恩の高きことは山王の如く、慈母の恩の深きことは大海の如し」とあります
「大きな桃がどんぶらこどんぶらこ・・・・・」
こちらは桃から子供が生まれてきませんが
子供は神様からさずかった宝物その命を大切にし
神様に感謝しましょうということです
大きくなった桃太郎がおばあさんに
きび団子を作ってもらいます
皆さんもご存知だと思いますが
黍といえば五穀(米・麦・粟・豆・黍)の中でも
美味しい物ではありませんし一番粗末なものですから
日頃から贅沢はしてはいけませんという戒めだそうです
家来につれてゆく動物たちの
犬・雉・猿
犬は三日飼えば飼い主の恩を三年忘れないというぐらい
犬は恩にあふれた「仁義」のある動物です
雉は卵や雛を守るために自分より大きな敵に立ち向かうぐらい
「勇気」のある動物です
猿は人間を除けば動物で一番「知恵」をもっています
3つの文字の頭の字を続けますと「仁・智・勇」なり
これを並びかえますと・・・「智仁勇」
男の子は智仁勇を身につけなさいということです
鬼ヶ島の鬼は
世間でいうところの荒波や壁
それに正面から立ち向かい
いろんな困難を克服して自分を磨きなさい・・・・
山のような宝は世間の信用に繋がって行きます・・・・・
と子供が解説を終わると
父親は寝息をたてて寝ています・・・・・
そこで子供が「へぇ・・・今どきの大人は罪がないわ・・・」と落ちていきます
米朝さんの落語のように面白く書ければよいのですが
どう頑張っても無理なので内容だけ書きました
それでも昔ばなしはほんまによう出来てます・・・・・
なにわともあれ・・・・・・・・・・良い物はおしまれつつ
by sobadokoro
| 2006-09-14 20:44
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