2006年 08月 28日
薬味 |
私の店では商売柄
薬味は「切っても切れない」存在です!
山葵・葱(九条、白)・大根(辛味)等・・・・・
は別のお皿でお出ししていますが
定食に付いているけんちん汁や
温かい蕎麦にはやはり「七味」が良くあいます
私は昔から収集癖があると以前にもブログに書いたことがありますが
塩やスパイス類も例外では無く
だいぶん前ですが興味を持って集めたことがありました
今でもあまり見かけない物ですと買ってしまいますが・・・・
塩の話は今回はおいときまして
七味の話をいたします
この七味なる日本製スパイスはスーパー等では
よくSBやハウスといったような大手メーカーの物が売られています
私は子供の頃にお祭りや夜店で見る
七味売りの口上を聞くのがとても好きでした
辛さの具合や体の良し悪しなどを聞きながら
どんどんとボールに入れ混ぜて行きます
その時の屋台の周りに漂う香りがたまらなく好きでした
其れでは簡単ですが七味の説明をさせていただきます
唐辛子は中央アメリカ、南アメリカおよび西インド諸島が原産地です
およそ9000年前に栽培され常食されていたそうで
インデイオは唐辛子を薬用に使用していたそうです
唐辛子(チリペッパー)を世界中に広めた人物は
皆さんもご存知のかの有名なコロンブスです
コロンブスは新大陸を発見した1493年にコーカサスのペパー(胡椒)
よりももっと辛く、種類も色彩も豊富なチリペッパーを偶然発見したそうです
それをスペインに持ち帰ったとされています
さらに50年後の16世紀中頃には南米を出たチリパッパーが
日本へ渡来することになります
漢字では唐辛子と書きますが唐辛子は日本から大陸に伝わったとされています・・・・
日本での七味唐辛子のルーツは1625年(寛永2年)
初代からしや徳右衛門という人物が江戸の
薬研堀(やげんぼり)で売り出したことから始まりだそうです
薬研堀は現在の東京は両国橋のあたりだそうです
「薬研(やげん)」とは当時の薬(漢方薬)をすり潰す道具で
ローラーの様な物で磨り潰します
薬研堀は名の示すように周囲には薬問屋が多く集まっていたそうで
当時、漢方薬を食に利用できないかと考案されたのが『七味唐辛子です』
この七味のルーツが現在浅草の『やげん堀本舗』です・・・・凄い!
今で言うところの健康食品の第1号でもありそうです
この事から蕎麦やうどんなどに使うトッピングのことを『薬味』とよびます
1700年位から蕎麦が関東で流行しましたから
七味も一緒に広まったんだと思います
この時代の江戸の人口密度は異常にに高く
当時の幕府の調べでも130万人を超えています
そのせいで風邪や病気などが流行るとたちどころに
町中に広まったと思います
そこで蕎麦を食べて熱を下げ
七味の薬味で風邪等の予防をしたんだと思います
私は浅草に行くと必ずやげん掘で買い物をしていました・・・・・
日本には三大七味と呼ばれている七味があります
やげん掘は当然ですが
七味家本舗さん(京都)八幡屋磯五郎さん(長野)が
そう呼ばれています
私が決めたのではなく世間でそう呼ばれているのです・・・・・
私の店で使っている七味(一味)をご紹介しますと
「やげん掘」「一休堂」この2点は一味です
七味は家内の実家の茨城県から送ってもらっています
ご存知の方もおられると思いますが
筑波山で採れたふくれミカンを陳皮に用いた七味です
初めて口にしたときのミカンの香りが忘れられずに好んで使っています
ずいぶん昔のことですが酒のアテが無いときにコップの日本酒に
七味を振り掛けて飲んだことがあります・・・・・
なにわともあれ・・・・・・七味唐辛子のルーツは医食同源そのものです
薬味は「切っても切れない」存在です!
山葵・葱(九条、白)・大根(辛味)等・・・・・
は別のお皿でお出ししていますが
定食に付いているけんちん汁や
温かい蕎麦にはやはり「七味」が良くあいます
私は昔から収集癖があると以前にもブログに書いたことがありますが
塩やスパイス類も例外では無く
だいぶん前ですが興味を持って集めたことがありました
今でもあまり見かけない物ですと買ってしまいますが・・・・
塩の話は今回はおいときまして
七味の話をいたします
この七味なる日本製スパイスはスーパー等では
よくSBやハウスといったような大手メーカーの物が売られています
私は子供の頃にお祭りや夜店で見る
七味売りの口上を聞くのがとても好きでした
辛さの具合や体の良し悪しなどを聞きながら
どんどんとボールに入れ混ぜて行きます
その時の屋台の周りに漂う香りがたまらなく好きでした
其れでは簡単ですが七味の説明をさせていただきます
唐辛子は中央アメリカ、南アメリカおよび西インド諸島が原産地です
およそ9000年前に栽培され常食されていたそうで
インデイオは唐辛子を薬用に使用していたそうです
唐辛子(チリペッパー)を世界中に広めた人物は
皆さんもご存知のかの有名なコロンブスです
コロンブスは新大陸を発見した1493年にコーカサスのペパー(胡椒)
よりももっと辛く、種類も色彩も豊富なチリペッパーを偶然発見したそうです
それをスペインに持ち帰ったとされています
さらに50年後の16世紀中頃には南米を出たチリパッパーが
日本へ渡来することになります
漢字では唐辛子と書きますが唐辛子は日本から大陸に伝わったとされています・・・・
日本での七味唐辛子のルーツは1625年(寛永2年)
初代からしや徳右衛門という人物が江戸の
薬研堀(やげんぼり)で売り出したことから始まりだそうです
薬研堀は現在の東京は両国橋のあたりだそうです
「薬研(やげん)」とは当時の薬(漢方薬)をすり潰す道具で
ローラーの様な物で磨り潰します
薬研堀は名の示すように周囲には薬問屋が多く集まっていたそうで
当時、漢方薬を食に利用できないかと考案されたのが『七味唐辛子です』
この七味のルーツが現在浅草の『やげん堀本舗』です・・・・凄い!
今で言うところの健康食品の第1号でもありそうです
この事から蕎麦やうどんなどに使うトッピングのことを『薬味』とよびます
1700年位から蕎麦が関東で流行しましたから
七味も一緒に広まったんだと思います
この時代の江戸の人口密度は異常にに高く
当時の幕府の調べでも130万人を超えています
そのせいで風邪や病気などが流行るとたちどころに
町中に広まったと思います
そこで蕎麦を食べて熱を下げ
七味の薬味で風邪等の予防をしたんだと思います
私は浅草に行くと必ずやげん掘で買い物をしていました・・・・・
日本には三大七味と呼ばれている七味があります
やげん掘は当然ですが
七味家本舗さん(京都)八幡屋磯五郎さん(長野)が
そう呼ばれています
私が決めたのではなく世間でそう呼ばれているのです・・・・・
私の店で使っている七味(一味)をご紹介しますと
「やげん掘」「一休堂」この2点は一味です
七味は家内の実家の茨城県から送ってもらっています
ご存知の方もおられると思いますが
筑波山で採れたふくれミカンを陳皮に用いた七味です
初めて口にしたときのミカンの香りが忘れられずに好んで使っています
ずいぶん昔のことですが酒のアテが無いときにコップの日本酒に
七味を振り掛けて飲んだことがあります・・・・・
なにわともあれ・・・・・・七味唐辛子のルーツは医食同源そのものです
by sobadokoro
| 2006-08-28 19:00
| 食べ物